「買って~! 」「まだ遊ぶ!」「いやだ!」
言い出したら止まらない。
買い物に行ったスーパーで、おもちゃ売り場で、
「買って!」コールのボルテージが上がっていく。
いや違うな。「これ、買う!」だったな。
「今日は、買わないよ!」そんな言葉は、子どもの耳に届かない。
「欲しい!」 もう、必死だもの。
子どもはますます、大きな声になっていく。わんわん大きな声で泣き出す。
言うこと何でも聞いてたら、わがままな子になっちゃうわ!
ここは、毅然と怒らなきゃ!
「ダメ買わない!」
みんな見てるし…早く泣き止ませなきゃ。
そして、ついに…
大きな声で、怒鳴ってしまったり、手が出たり…
もうそうなると、なかなか収集がつかない。
恥ずかしい!!早く泣き止んで!腕をつかんで無理におとなしくさせようとしても、
ますますボルテージが上がる。誰か助けて!!
こどもは、粘れば何とかなると感覚で知っている。
さあ、がまん比べ。こうならないためには…どうする?
「まだ、遊ぶ!!」
公園で、「さあ帰るよ。」の言葉に、「まだ~」「帰らない!」
「じゃあ、もうママ先に帰るよ!」にも、「いや~!まだ遊ぶの!」と食い下がる。
「もういっぱい遊んだでしょ!帰るよ!」
帰ったら、あれをして、これもやらなきゃ…
なだめても聞かないわが子に、イラっとして、
腕をつかんで、引きずってしまう。
こんなことしたくないのに…
なんで言うこと聞かないの?
2歳児持ってたら、当たり前のようなバトル。
こんな時、みんなはどうしてるの?
我が家にもあったな。こんなシーン。
どうして駄々をこねる?
①自我が芽生えてきたから
「おっ、来た来た!この子にも!」2人め3人めになると、そんな風に思える。
そう、「思春期」「成長期」のように、みんなとおる「期」。成長してるね!
「イヤイヤ」は、嬉しいサイン。それは、子どもに自我が芽生えてきたってこと。
1~2歳くらいになると、なんでもイヤイヤと言い始める。親は大変だけど…
さあ来たぞ!「イヤイヤ期」そんな目で見てみよう。
「イヤ!」と言われるとムッと来たりするけど。とくに忙しい時はね。
でもそれは、自分が育ってきたということ。すごい!
自分の気持ちを伝えたいけど、できなくて。「イヤイヤ」で表現してるだけ。
困らせたい!と言う気持ちじゃない。それを知ってるだけで、楽になる。
だからこんな時は、ちょっと深呼吸。
「こうしたい!」が芽生えてきた証拠。「やったね!」「あっ!伝えたいんだ!」
そんな気持ちで向かい合ったら、子どもの言いたいことが見えてくる。
「これは、イヤなんだね」「どれが良い?」子どもの気持ちを代弁してあげたら、
延々と駄々がくりひろげられることは減ってくる。
ちょっと深呼吸!
さあ来たぞ!「イヤイヤ期」そんな目で見てみよう。
②ママわかって!僕の気持ち
甘えたい。一緒に遊びたい。そばにいて欲しい。
そんな気持ちを上手に言えなくて、駄々をこねている時もある。
ママと子どもの気持ちが、ずれている。
大人でもそうだけど、作業の手を止めずに聞いてるからと言われても、
「ちゃんと聞いてる?」ってなるよね。
大人だと周りの状況も読めるけど。
子どもって「今」に生きてるから。
だから、5分だけ手を止めて、しゃがんで子どもの言いたいを聞いてみる。
「抱っこして欲しいんだね」「一緒に遊びたいんだね」
「よし、あそぼ!!」そんな風にいえる時は良いけど。
難しい時もあるよね。
そんな時は、ちょっとだけ手を止めて、
(ご飯作っている時は、ガスを止めるの忘れないでね。包丁もね。)
ぎゅっと抱きしめて、
「5分だけ抱っこしようね」
「今ご飯作ってるから。これが終わったら、いっぱい遊ぼうね。ちょっとだけ待てるかな?」
と子どもの目を見て言ってみよう。
このしゃがみ込むが、カギ! ぎゅっとも、カギ!
気持ちを満たしてあげることが、たいせつ。
言葉でつたえるのも、たいせつ。ちゃんとわかってくれる。
うっかりすると気が付かないけど。
子どもは、ほとんどの時間、上を見上げてる。
そばにいたら、ママの声は上から降り注ぐ。
しゃがみ込んで子どもの目線になったら見えることがいっぱい。
考えてみると、つい自分の視点でものを見て動いてる。
大人と子どもの視点の違いは、見える世界の違い。
流れる時間も違う。一息吸って降りてみよう。子どもの世界に。
③しんどいから
体調が悪くてぐずぐずいうこともある。
熱が出てたり、どこか(例えばのどとか)が痛いということも。
まだ出てないけど、これから熱が出るなんてこともあったりする。
ぎゅっとしたら熱っぽいことに気が付いたり、目の輝きが曇っていることに気づく。
身体からのサインを敏感に感じ取って、機嫌が悪くなっていることがある。
そういう意味では、子どもの方が大人より感覚に敏感。
「イヤイヤ」には、わけがある。
そのことを心の中にもっておくと、子どもと過ごす時間が面白くなる。
ルールを決める
我が家の場合、スーパーに買い物に行くときは、
「今日は、見るだけね。お菓子は、買わない日だよ。」「今日は、好きなお菓子1つだけ買う日だね。」
と言う約束をして出かけた。買わない日は、何と言われても買わない。
どんなに駄々をこねても負けない!そして、道中、「今日は買わない日だね。」
「今日は、買う日だね。何買おうか?」なんて会話を楽しみながら、スーパーに向かう。
買うと決めた日は、ここからここまでの間のお菓子ね。と条件を示して、あとは自由に選ばせた。
そうそう、お菓子は買わない約束でも、「今日は、〇〇君の好きなカレーライス作ろうと思うんだ。
何がいるかな?お肉と人参と、玉ねぎと…」一つづつ食材をあげて、買い物をたのしんでたな。
おもちゃは、今日は見に来たんだよねと念押しながら、買う時のことを子どもと一緒に楽しんだ。
今日は買わないけど、今度は買ってもらえるという成功体験は、大事よ!
いつもダメだったら大人だって待てないよね。
買い物は、いろんなことを学ぶ場。楽しんで、気持ちを上手に切り替えてあげよう。
子どもの気持ちによりそう
「まだ遊びたい!」も、突然帰るよ!宣言するのじゃなくて、最初に、今日は、時計の針がここに来るまでいっぱい遊ぼうねと約束して、見てるだけじゃなくて、身体を使ってめいっぱい遊んだ。
それでも、やっぱり遊びだすと止まらない。そんな時は、約束のこと。後の予定のことなど、ちゃんと説明したうえで、ちょっとだけ子どもの遊びたい気持ちに寄り添って、「あと5分!おまけ。」
大人の都合に合わせるだけでなく、子どもの気持ちに寄り添ったら、案外すんなり受け入れてくれる。
話してみようママの気持ち
大人の事情も、ちゃんと説明する。最初は、わからないけどね。
穏やかな口調で、語尾は上げるのも秘訣かな。
何でも言うこときくのも、何にも聞かないことも、どちらもNG!
子どもだからわからない。と思わないで、話してみよう。ママの気持ち。
きっとわかってくれるよ。
イヤイヤ期は、子どもと向き合って、子どもの言いたい、やりたいを知る練習!
もっと大きくなって、言葉に出さなくなった時にも、気持ちがわかるように。
君のこと、ちゃんと見てるよ!と心に根づかせるためにもね。
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